CHAdeMOとは
電気自動車(EV)の充電に利用する急速充電方式の共通規格です。
62.5kWまでの直流を用いる急速充電方法で、コネクタの規格や充電方法, 通信方法をCHAdeMO協議会で統一しています。
CHAdeMO方式では、EV側の電子制御ユニット(ECU)が電池の状態に応じて最適な充電電流を指定し、 急速充電器はCAN通信によって時々刻々と送られる指令に従い直流電流を供給します。従って、EV側の電池にダメージを与えることなく、 短時間で急速充電ができます。 |
>> EV 急速充電器プロトコルモニタのパンフレットはこちらから(PDF:1,006KB) |
簡単操作 Webアプリ |
EV 急速充電器プロトコルモニタとクライアントコンピュータをLANで接続して、Webブラウザより急速充電器と電気自動車間のモニタリングを行います。
モニタリングは、CANメッセージ, 充電の電流値, 制御信号の状態を連続15分間見られます。 モニタリングしたデータはファイルに保存できます。操作は簡単で解析パターンを選択し、実行するだけです。 |
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Webブラウザで操作 ※ 画像をクリックすると拡大画像が表示されます。 |
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(1) TOPページから「計測」か「データ管理」を選びます。 |
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(2) 下記の解析パターンを選択し、
計測を開始します。
・正常時 車両
・正常時 充電器
・異常発生時 充電出力中 車両
・異常発生時 充電出力中 充電器
・異常発生時 充電開始前 車両
・異常発生時 充電開始前 充電器 |
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(3) 計測完了を待ちます。
計測中は設定内容のほかに、開始時間, 経過時間, 計測件数が表示されます。
計測完了後、解析データがパソコンにダウンロードされます。 |
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(4) データ管理のページでは過去の計測したデータ解析とデータ削除を行えます。 |
計測結果 ※ 画像をクリックすると拡大画像が表示されます。 |
EV 急速充電器プロトコルモニタで計測した結果はCSV形式のファイルに保存されます。
ファイル内には、計測時間, CAN受信データ, アナログ入力データが保存されます。
CSVファイルをExcelファイルで読み込むことにより、計測データの表示と各テストケースによる評価を行えます。 |
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計測結果は以下のように表示されます。 |
テストケース毎の評価結果は以下のように表示されます。 |
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接続図 |
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構成品 |
EV 急速充電器プロトコルモニタは、専用ハードキャリーボックスに下記の構成品が入っています。 |
専用ハードキャリーボックス (ショルダーベルト, 鍵付き)

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計測装置, ACアダプタ
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差動プローブ 9322, ACアダプタ, 電源ケーブル

(日置電機(HIOKI)製) |
リカバリメディア
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ユニバーサルクランプオン CT9278

(日置電機(HIOKI)製) |
センサユニット 9555-10, ACアダプタ, 電源ケーブル

(日置電機(HIOKI)製) |
9ピンD-sub CANケーブル
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15ピンD-sub アナログ入力 ケーブル
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BNCケーブル
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※ その他、付属品もあります。 ※ 図は実際の製品と異なる場合があります。 |
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